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「サキュバスアカデミア」+アペンド「千変狐と自宅巫女」 感想|圧倒的センスを誇るレジェンドメーカーによる新たなサキュバス物語【RPG】

レジェンド級

わたしが初めてプレイした同人エロRPGと言えばSuccubus Questでした

どしたの急に

いや、当時サキュバスクエストを作ったサークルが新作出したから

古参アピールしようと思って

そういうの要らないと思うよ?

新作ってこれだね

サキュバスアカデミア アペンド ―千変狐と自宅巫女―

新作と言っても以前出した「サキュバスアカデミア

アペンドだけどね

普段バトルファック(以下BF)ものはやらないけど

これはやらざるを得ないでしょ

サキュバスクエストは2006年のゲームか……

あすもちゃんって……

違うから!わたし歳とらないから、永遠の17歳だから!

このゲームは18歳未満はプレイ出来ません

じゃあ18歳だから!永遠の18歳だから!

……まあそういうことで

せっかくなので本体のサキュバスアカデミアとまとめて紹介したいと思います

恐ろしい夢魔と戦う5人の勇者(童貞)たち

シナリオSS エロS ゲーム性SSS

サークル「SQDT」の作品

まずは公式あらすじ

あなたは放課後、幼なじみの少女が同級生とまじわっているのを目撃する。
彼女は男を誘惑し精を奪う魔物『夢魔』だった。

次々と正体をあらわす夢魔たちに異世界とまざりゆく学園。
夢にのみこまれる世界を救う手は一つだけ――あなたが殺されることだ。

DLsite

ある日剣道部員、一ノ瀬青児は幼馴染の「綾瀬 歩夢」が同級生とセックスしてる現場を見てしまう。

ただでさえショックなことだが、
そのうえ歩夢は男の精気を吸い取り殺してしまった、
ずっと一緒に過ごしてきた彼女は淫魔だったのだ。

あまりのことに立ちすくむ青児の前に謎の存在プフクスが現れる。

彼女が言うには学園が夢魔に囚われ、
生徒たちは次々と夢魔に殺されているという。

このままでは死を待つのみだが、助かる方法はある。

ただし自分以外が。

プフクスは童貞にのみ力を貸すことができ、
夢魔も童貞が好き。

夢魔を満足させることが出来れば夢の世界に帰り、
残りの生徒は救われるという。

夢魔を満足させるにはセックスするしかなく、
しかし夢魔とすると確実に死んでしまう。

プフクスはもし死んでも青児の記憶は他のものに移すことができるから心配するなと言う。

なんだそれはと思うがそのまま何もしないよりマシだ。

そしてプフクスの力を使って学園を支配する5人の夢魔を倒す
5人の童貞の物語が始まるのであった。

こんな話

圧倒的世界観

このゲームの柱はその圧倒的に練られた世界観。

不条理な夢の世界のダンジョン、
徐々に崩壊していく拠点や人。

あまりにも恐ろしい夢魔、
雑魚敵のマドロミという存在。

そして不可思議なストーリー。

すべてが非常に上手く溶け合っていて没入感がとんでもない。

夢や淫魔についてあまりにも研究しつくされている。

作者の淫魔研究家もかくやというレベルの知見の広さには
敬服するしかない。

色々と「混ざった」世界の不気味さと不思議さはまさに夢の世界。

メインキャラはサキュバスなどの純粋な夢魔だが、
雑魚はピクシーやハーピーなどの幻想種で、夢魔ではなくマドロミという存在。
図鑑で何故男の精を求めるのか解説してある。

容赦なく殺されるのはもはやホラー。

エロいことしてるけど内容はかなりシリアス。

淫魔怖すぎるよ……

リアル淫魔ってこんなに怖いんだね……

コワイネー(この人って淫魔の親玉みたいな存在じゃなかったっけ?)

深く遊べるBFゲーム

そしてもう一つの大柱、ゲーム性。

このゲームはえっち=戦闘のBF(バトルファック)ゲームとなっている。

DLsiteでRPGを発売日順に並べればわかるが、
ここのサークルの「サキュバスクエスト」が初のBFゲーであり
言ってみれば元祖BF

厳密にはフリーのFLASHゲーとかあったかもしんないけど
世に認知されたのはこれだと言える、多分。

そんな元祖BFサークルが15年近くぶりに出したBFシステムは素晴らしい出来であった。

この15年間様々なサークルがBFゲーを出してきたが
元祖の意地と言うべきか、物凄く洗練されていて古臭さなどどこにもなかった。

コンボやスタンス、アイテムや魔法すべてが新鮮であり、
少しサキュバスクエストの名残もあったりして懐かしくもあった。

まあそれはそうとシステム面の話をすると。

まず本編での会話の選択肢により主人公のスタンスが決定する。

怯え、抵抗、従順と三種類あり、使えるスキルも変わってプレイングがかなり違ってくる。

コマンドを入れるとムードが上がり、
Maxになったら勝利。

ムードMaxで気持ちよく射精すると
満足して敵は消える。

ムードが上がる前にも敵はこちらを攻めてきて、
射精ゲージがMaxで出してしまうと体力が減り、0になると死亡。

次の主人公に移るか、変わりがいなければ強くてニューゲームになる。

ちょっと困るのがこのゲーム、夢魔を倒せるのは童貞のみなので
道中の雑魚戦では挿入はない。

どんなに可愛い敵でも弄られる以上のことはされないのでけっこう不完全燃焼になる。

その分ボス戦では気合が入っていて、全てアニメーションする。

ただこのアニメ、かなりメモリを食うので
ボス戦を連戦で行うとめちゃくちゃ重くなる、
定期的にゲームを再起動しないと最悪落ちる。

夢魔を倒すと主人公は死に、
次の主人公に変わる。

キャラ毎に特殊スキルがあり、どんどん引き継がれていく。

幼馴染や同じ部活など、主人公によって縁のある夢魔がおり、
対応したキャラで倒すと真のエンディングに行けたりする。

わざと外すのもありだけど一周がけっこう長いので
なんだかんだで正しいキャラでいってしまう。

道中人骨を調べたりすると生徒の遺品が手に入り、
進路指導室という墓地に埋めるとスキルが手に入る。

いわゆるスキルツリー。

このぶっとんだセンスにしびれる。

あと自分の墓穴も用意してある。

実績も多数用意してあり攻略が楽しい。

解放具合によって、内申書という便利なパッシブを得られるのでモチベも上がる。

ゲスト夢魔

おまけ要素として他のゲームからゲストキャラが参戦して強敵として戦うことが出来る。

モン娘クエストとかのサキュバス要素のあるゲームから、
サキュバスクエストからのセルフコラボまで。

BGMもそのまま使われてるので、
他ゲーで散々戦った思い出がありありと蘇りかなりテンション上がる。

ところでこのおまけ要素と思われたコラボキャラ。

真エンドルートではがっつり絡んできて全然おまけじゃなく、
むしろメイン級だった。

以下コラボ先

漫画家智弘カイ氏の同人誌「共有地の魔」より「エルフリーデ」
イラストレーター薄稀氏の同人誌「やさしいサキュバスちゃんと」より「サキュバスちゃん」
イラストレーターしき氏のオリジナルサキュバス「ソフィア」(参考サキュバスプリズン~淫魔の巣食う一軒家~
同人ゲーム「もんむす・くえすと!前章 ~負ければ妖女に犯される~!」より「アルマエルマ」
同人ゲーム「Succubus Rhapsodia」より「フルビュア」

ゲームはともかく同人誌やオリジナルはわからん……

コラボというより絵師によるゲスト参戦みたいな感じだね

サキュバスアカデミア アペンド ―千変狐と自宅巫女―

ここからは新作のアペンドの話

長くなったから巻きで……!

2022年8月27日にサキュアカのアペンドとなる
サキュバスアカデミア アペンド ―千変狐と自宅巫女―」が発売。

アペンドなのでサキュアカ本体がないと遊べないので注意。

本編で夢魔を2人くらい倒すとアペンドルートに行くことが出来る。

あらすじ

男を誘惑し、死ぬまで精を奪い尽くす魔物「夢魔」。
学園の外、終わらない通学路では死が歪められ、男子たちが夢魔に搾り殺されてはまた生き返ることを無限に繰り返していた。
写真部男子乃上 真也(シンヤ)への転生を果たした主人公だが、童貞を失いプフクスの力が消えてしまう。
異変で身に着けた念写の力と、イタコの少女小南 時乃(ミナ)の導きを受け、主人公の新たな敗北の物語が始まる……

拠点に出現した謎の鳥居を通るそこは謎の世界だった。

唐突に淫魔に襲われ大事な童貞を奪われ殺される主人公、そして写真部の真也へと転生する。

いつもだったら転生したら童貞も復活するはずが今回はそれが無い。

それどころか死んでも真也のまま復活。

頼りのプフクスは童貞にしか力を与えることは出来ない。

プフクスはいなくなり、一人不気味な通学路のような世界をいく真也だが、
死体から声が聞こえる。

それは巫女のバイトをしているクラスメイトのミナが
逆口寄せというものを使って死体に喋らせていたのだった。

こうして真也はミナの導きに従って
助けてくれる神様がいるという神社へ向かうのだった。

こんな話

アジアンな淫魔の写真を撮ろう

アペンドだけど内容はほとんど別ゲー。

いや、戦闘システムはほぼ一緒だけど、
ステージは完全に独立していて別で出しても問題ないほど。

BF出来る敵キャラも本編とほぼ同数追加とかなり力が入っている。

まあ話のボリュームは流石に劣るので短編といったところ。

注目の敵キャラは本編が西洋のモチーフに対して、
アペンドはアジアモチーフ。

日本中国インドの妖怪やら仙人やら神やらがお相手。

こちらも基本的に雑魚敵は挿入無し、
ボス戦は挿入ありでアニメあり。

新システムとしては念写というスキルがあり、
戦闘中写真を撮れる。

これがまあシンプルな割に面白く、
タイミングを合わせてピント調節したり、
相手の状態(裸とか)で評価が変わったりフィルター機能があったり奥が深い。

撮った写真は戦闘中スキルとして使うことができて戦略性もある。

クリアすると本編でも写真スキルを使うことが出来て
本編の戦闘も幅が広がる(本編キャラの写真は撮れない)。

話も流石の面白さで、本編持ってる人も持ってない人にもかなりおすすめ出来る。

MOD機能

旧作サキュバスクエストを神ゲーたらしめているのは
BFだからとか話が良いからとかではない。

MOD要素だといっても過言ではない。

MODはユーザーが作った追加データのこと。

サキュバスクエストではMOD機能が搭載されていて、
ユーザーが好き勝手にイベントや機能を追加できたのだ。

これによって、話は面白いけどなんかエロさに欠けたサキュバスクエストはめっちゃエロいゲームへと進化し、日々更新される追加機能を試すべく、飽きることなく長いこと遊ばれていたのだ。

そんなMOD機能がサキュバスアカデミアにも搭載されている。

この機能を使うことによって、
挿入禁止の雑魚戦でも挿入が出来るようになったり
口上の種類が増えたりと
やはりなんか物足りないエロ要素が劇的にパワーアップするという
無限の可能性を秘めているのだ。

……とは言え当時と違って今はエロRPGが毎日のように出て、
職人も消化に忙しいのかイマイチ種類は多くない。

アペンドの登場で当時のように盛り上がることを期待……!

誰かめっちゃエロいMOD作ってくれないかなー

わたしは待ってるよ、いつまでも

この娘他力本願がすぎる……!

過去作

Succubus Quest

Succubus Quest短編EXPANSION —白の史書と色づく魔物—

伝説のゲーム。

サキュバスクエストはMODを入れずに今やると流石に物足りないがシナリオは一見の価値あり。

それよりも続編の短編が神ゲーであり、シナリオも演出も素晴らしすぎた。

短編を楽しむための長編と言わしめるまである。

MODも短編の方が盛り上がっていて非常にエロかった。

そう言えば短編のあとに作りかけのゲームの体験版をやったような気がするけど
あれどうなったんだろうね……

サキュバスアカデミア+アペンド「千変狐と自宅巫女」

そんなわけで紹介してきました「サキュバスアカデミア」とアペンド「千変狐と自宅巫女」

DLsite サキュバスアカデミア
FANZA サキュバスアカデミア

DLsite サキュバスアカデミア アペンド ―千変狐と自宅巫女―
FANZA サキュバスアカデミア アペンド ―千変狐と自宅巫女―

疲れた……やはり思い入れのあるゲームの記事はMPを使う

長かったねぇ……

主張したいところは書けたけど

もっと色々な要素が満載なゲームで

上手く説明できたかどうか

ゲーム性=エロなとこあるからあまりエロに言及がないように見えるかな?

エロはド迫力な渾身の一枚絵を使ったBFで素晴らしいよ

絵のクオリティに感動する

あとBGMも素晴らしかった

でもゲームが面白すぎてあまりエロいとは思わなかったなぁ

攻略を急いでたというのもあるけど、

じっくり絞られドMプレイしてたら多分エロの評価が変わると思うよ

前のデータなぜか消えて最初からやり直したからね

アペンド含めクリア時間は12時間くらい

実績もまだあるしやり込むと倍以上かかると思う

多分メインストーリーはおまけで自由に色々遊ぶのが本編なタイプのゲーム

MODもあるし、人によってはずっと遊んでいられると思うよ

伝説のサークルはやはり伝説だったね……

決してRPGが他になかったからハマっていたわけではない

面白かったからハマってたんだと思い出したよ……

MOD機能は神だった

というわけで今回はこの辺で。

ではまたノシ

ノシ

ごちそうさまでした

コメント

  1. 匿名 より:

    サキュアカが一段落したらunityでゆめおと開発再開に着手する予定と志文さん本人が仰っていたので(cienやTwitterで)、楽しみに待っていましょ

    • そうそうゆめおと、雰囲気がめちゃくちゃ良くてワクワクした覚えが…うっすら……
      今の技術でunity製なら演出が凄いことになりそうですね。
      そっかーエタってなかったかぁ、これは楽しみが増えました

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