エルローグ感想｜狼に育てられた少女が美食を求めて戦う遊びやすいローグライクRPG

同人RPG

2023.01.10

さて今日はこれです

エルローグ

あ、エロローグ、もといエルローグ

去年の秋の注目作だね

スルーかと思ったけどやるんだ

買ってはいたんだけどね

なにやら未実装な部分が多いとかで

しばらく寝かせておこうと思って積んでたんだよね

もうそろそろいいかなってさ

忘れてたわけじゃないよ？ほんとだよ？

へー（棒）

まあ僕これ気になってたから楽しみだよ

始めまーす

ーもくじー

ざっくり評価とあらすじ
楽園の伝承と荒廃した町
初心者でも遊びやすいローグRPG
エロローグ！
- しかし……
過去作
エルローグ

ざっくり評価とあらすじ

シナリオSS　エロS　ゲーム性SS

サークル「セツナソフト」の作品

まずは公式あらすじ

おいしいゴハンを食べるのが好きな、元気いっぱいの女の子・エルミア。
相棒のオオカミと共に旅をするエルは、ひょんなことから料理人アリボウと知り合う。
彼曰く、この地のどこかに「食の楽園」が存在するという伝承があるらしい。
楽園に辿り着くためには、4つのレシピの開発が必要だ、とも。
かくしてエルは――
極上の料理を求めて、各地のダンジョンに食材集めに奔走することになるのだった!

森に捨てられ狼の精霊に育てられた少女エルミア。

食べることが何よりも好きな彼女は初めて森から出て、
美味しいものを探す旅に出た。

その道中橋が落ち、洞窟の中に閉じ込められるが、
そこには先客の料理人アリボウがいた。

初めて料理というものを知り感動するエルミア。

アリボウはかつてこの地にあった美食の楽園へ行くために
鍵となる料理の素材を探していると語る。

美食を探すエルミアと目指すところは同じだと2人は協力することにし、
エルミアは美食を求めて食材を探すことになるのだった。

こんな話

楽園の伝承と荒廃した町

というわけで楽園を目指す2人。

探索の途中で起きる様々なこと。

森に育てられた少女、荒廃した町、唯一の料理人、
1000年前の魔人戦争、神の存在精霊の存在etc…

このゲーム、お話がめちゃくちゃ良い。

食の楽園を目指すために料理を作る、と言ったところもそうですが
設定が独特で、とにかく作り込んである世界観が素晴らしい。

ローグ系はゲームに重きを置きすぎてシナリオが普通な所が多いですが、
これはまさかの良シナリオ。

各地にある本を調べるとフレーバーな設定が読めるわけですが、
そこらのオープンワールドのものとも違い非常に読みやすく、
スルッと頭に入ってきて、ワクワクする設定ばかり。

BGMもまた素晴らしいチョイスで、この美しいファンタジー世界にどっぷりつかる事ができ、
終始良い気分を味わうことが可能です。

これほどの世界、終わらせるのが惜しいと感じるほどですが、
エンディング後はいくらでも続編が出来そうな終わり方だったので、
またこの世界が見れるかもと一安心。

そう思えるくらい最高な世界でした。

初心者でも遊びやすいローグRPG

ゲーム部分としてはタイトルにもなっている通りローグRPG、
いわゆる不意戯なダンジョン系。

一大ジャンルとして根強いファンも多い形態ですが、
ヌルゲーマー的に気になるのはそのマゾさ。

突き詰めればどこまでもマゾく出来るのがローグというジャンル。

レベルが1に戻ったり死んだら全アイテムロストしたり、
装備耐久度があったりアイテム持ち込み不可だったり、

作品によってまちまちなそれですが。

今作ではレベルは毎回１に戻るものの、
死んでもロストなし、アイテムは基本持ち込み可能（特別なダンジョンでは不可）、
HPがなくなっても正気度（SAN値）があれば復活可能となかなか優しい。

敗北エロがメインのローグ系で死んだらロストはやめろと
常々思ってる自分ですがこれにはニッコリ。

安心して魔物の群れに突っ込めます。

まあアイテム盗んでくる敵もいますが、
装備品は大丈夫っぽいので強化した装備は無くならないので安心です。

フェートという実績のようなものがあり、
開放するとSAN値の最大値が上がったり永続的なパッシブが得られます。

しかしほとんどがエロ関係で、冒険が有利になるのはSAN値が上がる程度。

どうあってもダンジョンに潜るときはレベル１のよわよわ状態のままで、
永続的にステが上がるような要素はありません。

じゃあどうやって強化するのよってところですが、
とにかく武器強化をひたすらすることになります。

お気に入りの武器と盾を選んで町やダンジョンで手に入る鍛冶の書を注ぎ込んで強化し、

ダンジョンクリアスコアで手に入る瘴気結晶を使いアビリティを付与、
強化して高難易度ダンジョンにいどむ、という形。

ダンジョンのメインは食材アイテムを拾う事。

お約束としてスクロールや弾丸、武器なども拾えますが
武器を鍛えれば不要になります。

というか序盤から拾える共鳴の剣と盾が最強すぎて
他の武器いらないんじゃね？という状態です。

拾った武器は鍛冶屋で分解してアビリティの因子にしたり、
売って鍛冶の書の資金になるという悲しい存在。

拾った食材をアリボウに渡すと新しい料理が作れ、
ショートストーリーが見れます、
これもまた独自の設定に絡めた料理の話で面白い。

エリアのレシピを全部埋めるとメインストーリーが進みます。

洞窟、草原、森、水辺の全部で4つのダンジョン＋α。

難易度設定などはないですが、各地域に難しい上級コースと簡単な下級コースが用意してあり、
レア度は下がるけど、素材集めるだけなので下級コースだけでもクリアは可能。

階層もそれほど深くなく、最大でも10階層と短めで一周が簡単。

何度も潜りやすい仕様となっていて、
マゾゲーの多いローグにしては凄く遊びやすいゲームでした。

エロローグ！

ローグ系のエロと言えばやっぱりこれ。

戦闘中に立ち絵で延々と犯されログが流れ、
液体まみれになったり寄生されたりしながら
そのままはぁはぁしながら冒険するやつ。

もちろん期待通りのものに仕上がっております。

ボタン一つでわざとダウンすることも出来るし、
やられてもアイテムロストしない、
弱くなりすぎて勝てなくなったりもしない。

自分はローグ系はペナルティが怖くて
ある程度階層進んだり良いアイテムが出た時は
必死になってやられないよう健全プレイしてしまうのですが、

このゲームは気軽にやられてOKなのでほんとありがたい。

立ち絵エロ以外にもイベントエロや監禁エロなどがあり、
とくに監禁エロはとてもエロい。

盗賊のアジトなどの特殊なダンジョンで敗北したり、
犯罪を犯して刑務所に入るともうめちゃくちゃエロい目にあいます。

1日中犯されまくりのエロ生活を何日も送る様になったり
かなりドエロく、

なんだかんだで健全プレイになりやすいローグ部分を
完全に補っています。

初めは微妙に思えた絵も思ったより可愛いです。

他にも寄生状態やボテ状態などのバステ状態は全てのシーンに対応してるし、
エロステがめちゃくちゃ充実してたり、
エロ装備作れたり、
なかなか手の込んだエロゲームです。

しかし……

残念ながらこのゲーム、2ヶ月たった現時点でも結構な未実装部分があります。

後半のモンスターのエロ攻撃が実装されてなかったり、
エロバステやエロトラップの一部が未実装だったり、
娼館も一応あるけど多分これ未完成だなって感じだし、

母乳体質のパッシブ取れはするものの効果が未実装なのは血涙した。

これはあれだ、最近多いアーリーアクセス版と言うやつでは？

初期版にはトゥルーエンドすらなかったというから、
少し寝かせて置いて正解だった、いやもっと寝かせて置くべきだったかといった具合で。

初めからなければ気にしないのですが、ゲーム中に「未実装」といたる所に書いてあるから
なんか残念に感じてしまうという。

とは言え未実装はエロ部分に集中してるので、
メインストーリーやローグ部分は非常に楽しく遊べます。

逆に考えて、どんどんエロアプデされていくんだ、と前向きに考えましょう。

過去作

これが初。

ゲームもシナリオも絵も全て一人でやってる様子。

絵はまあ発展途上ですが、シナリオとゲーム部分はかなりのレベルなので
今後も期待できるサークルです。