たまにはsteamでも見るかね
ｶﾁｶﾁ……
お、良い絵柄
男主人公のアクションか、まあエロ無いしここはスルー……
ん？
なるほどなるほど……
てことで今日はこれです
え？どゆこと？
ここエロい同人ゲームを紹介するサイトじゃないの？
見るからに硬派なsteamゲームなんだけど
だれもエロ限定とは言ってないよ
わたしがエロいゲームしかやらないから
結果的にそうなってるだけで
この作品は個人制作が始まりだから
一応同人ゲームと言えるし
いや格調高くインディーゲームと言うべきか
まあいいけど、一応断っとこ
未成年者はこのページ以外見ないでねー
「ASTLIBRA ～生きた証～」は2007年に開発開始し
2011年に公開
未完成で制作中止したけど
ファンの声援を受けて制作を続け
2021年ついに完成したフリーゲームだよ
で、外部の人に協力してもらって
その完成版をさらに完成させたのが
この「ASTLIBRA Revision」ってわけ
その外部の人って言うのが
使用エンジンの生みの親だったり
コンシューマーで活躍するプロのイラストレーターだったりで
個人の趣味で作った情熱が大物の心を動かして
大幅にパワーアップさせてさ
理解のあるデベロッパーも付いて
こうして多言語でsteamで販売して
大量のレビュー数に圧倒的大好評なんて
ドラマがあるよね
レビュー数1万越えなんて
大手ゲームでもいかないよね
それも圧倒的なんてかなり難しいし
分かってくれたかね
というわけでわたしはこのゲームをクリアするまで引きこもる
ちなみに想定クリア時間は60時間だ
でわな！
え⁉ブログの更新は⁉
……とゆわけで始めまーす
ざっくり評価とあらすじ
シナリオSSSS エロー ゲーム性SSSS
「KEIZO」氏の作品
まずは公式あらすじ
村が魔物に襲われ、幼馴染の少女と生き別れた主人公。
steam
気が付くと、目の前にいたのは喋る鳥と、人間のいない世界だった。
時と運命とに翻弄されながらも、真の勇気と優しさを持ち立ち向かう青年の、数々の冒険を描いた長編物語
孤児として育ち、迫害されて育った主人公。
ある日悪ガキにいじめられていたところを、
外から来た女の子に助けられる。
それから主人公と少女、アヌリスは友達になり、
花を送り、リボンを貰い、いつか楽園に行こうと約束し
幸せな日々を過ごした。
しかし突如村は魔物に襲われる。
巨大な竜を前に、主人公はアヌリスを庇うが重症を負い、
少女の悲鳴が響く中意識を失い……
気付いたら主人公は見知らぬ小屋で目を覚ました。
共にいたのは不思議な喋るカラスのカロン。
外には誰もおらず、湖と深い森のみ。
そこは世界の端だった。
幼馴染を探しに行きたいが森はあまりに深く抜け出せそうにない。
こうして世話焼きのカロンと共に、
1人と1羽の生活が始まった。
カロンは木の実を採り、主人公が魚を釣る生活。
それなりに幸せな日々だったが、主人公は幼馴染のことが忘れられず、
ついに森を出る決意をする。
誰とも会う事は無く、話し相手はカラスのみ。
そうして歩き続けて、
8年がたった。
森を抜け、ついに人間と出会い、寂れた村に着いた主人公。
そこで彼は不思議な天秤を手に入れる。
それこそが運命の女神のアーティファクト「アストレイアの天秤」
主人公は女神に選ばれたのだ。
こうして彼の、時と運命に翻弄された大冒険が始まるのだった。
こんな話
やり応えのあり過ぎるサクサクアクション
そんなわけで壮大な冒険に出かけます。
主人公は名前無し（設定も出来ない）喋らない（戦闘ボイスはあり）の無個性主人公。
そのかわりお供のカラスが常に一緒にいて喋ってくれます。
ゲームは２D横スクロールアクション。
まずゲームを始めると背景の美麗さに驚きます。
なんだこの高解像度な背景は。
目が覚めるような美しさに思わずうっとり。
ちなみにキャラ設定画は有りますが、基本顔グラのみで
立ち絵が表示されることは滅多にありません。
そんな美しい世界だけど魔物がわんさかいるので、
剣や魔法で倒します。
操作性は非常によく、簡単にコンボが繋がり、
簡単コマンドで奥義（↑↑とか）発動。
攻撃すればすぐ貯まるSPを使ってド派手な憑依技（召喚的な）使用、
MP温存とか気にしなくていいので使い放題。
お手軽に無双気分を味わえてかなり爽快で気持ちいいです。
ボス戦も大迫力でグラも美しい。
アビリティを装備することで更に快適になる操作性。
後半になればなるほどド派手でスピーディーに。
最後には空も飛んじゃいます。
多彩すぎる装備。
種類も数もかなり多い。
入手するには敵の素材を手に入れて武器屋で作ってもらいます。
そのため素材狩りが必要なのがちょい面倒。
レア武器の設計図も敵が超低確率で落とすので
かなりの時間を狩りに充てることになります。
全武器コンプで最強武器が手に入るので手は抜けません。
とは言え武器に熟練度があり、マスターするとアビリティが手に入ることもあり、
他にもさまざまな育成要素があるため素材狩りもそれほど苦になりません。
そしてその膨大な武器、盾、鎧はキャラグラに反映されます。
凄まじい細やかさ。
まあ男キャラなんであれですが思う存分着せ替えが楽しめます（女装もある）
非常に豊富な強化要素。
武器やアビリティの他にも、スフィア盤的なものもあったり、
天秤システム、魔法熟練度、武器強化、ドーピングアイテムetc.
様々な角度から強化され、どんどん強くなっていく主人公。
このゲームはアクションRPGなので、
プレイヤースキルより、キャラを育成して攻略するゲームです。
アクション苦手な人でもしっかり育成していけば、
被弾しながらもボタン連打でクリアできます。
一応6段階の難易度が用意されていて、苦手ならイージーでもいいんですが、
実績をコンプするにはハード以上が必須なのが悩ましい。
しかも途中で変更不可（1章の内なら変更可）。
難易度が上がると報酬が増え、稼ぎがしやすくなる特典があるので、
成長しきれば結果的にイージー、と考えてハードを選ぶのもあり。
想定プレイ時間60時間、ひたすら戦ってた気がしますが、
全然飽きることなくボタン連打できました。
壮大すぎるストーリー
とんでもない作り込みのゲーム部分ですが、
このゲーム、シナリオも超面白い。
みんな大好き時間跳躍ものです。
主人公が手に入れたアストレイアの天秤は、
なんと時空を越え運命を改変することが可能なアーティファクト。
魔物が跋扈し、悲劇がありふれたこの世界、
正義感の強い主人公は過去に戻り、人々を救おうと奔走します。
しかし運命の天秤は誰かの命を秤にかけ、
誰かを救うというようなものだった。
運命をいじることで別の不幸が起きたり、
平行世界が産まれ未来から干渉されたり、
運命を変えるとは軽いものではないのだ。
そして散りばめられた謎、楽園とは、魔物とは、この世界の真実とは、
過去、未来、さらには宇宙まで行ったり。
幼馴染を探すための冒険が何故こうなった、
と思いつつも、最終的には幼馴染につながるのが凄い。
予想外の展開の連続でハラハラドキドキ、
感動して涙、というより熱い展開で燃え上がります。
さらに音楽も良い。
素材ですが、100曲以上を使用し、選曲がまた素晴らしい。
全体的にハウスとかEDMよりで、
山場にはボーカル曲で盛り上がりが倍増（ボカロだけど、それがよい）。
PV見てBGMが気に入ったら買って損は無いはず。
steamの一般インディーゲーは硬派一色のお堅いイメージですが、
けっこうコミカルな場面も多く、笑いも多いです。
制作も日本人なので非常に読みやすく、
キャラも漫画的でとても魅力的。
そして何より安心のハッピーエンドなのが嬉しい。
怒涛の全8章＋最終章。
クリア時間は20～30時間くらい
なんとここまではフリー板で無料で遊べちゃいます。
Revision
そして完全版となるRevision。
色々システムやグラ周りも洗練され動きもなめらか、
非常に遊びやすくなっていて、これだけでも価値があるのですが、
何といっても追加シナリオの「追章」がデカい。
フリー板のエンディングは正直「お、おう、それでいいんか」って終わりだったわけですが、
真の解決編となるのがこの追章。
今までの謎や救えなかった人、全てに決着をつける更に壮大なストーリー。
全ての伏線を綺麗に畳んだラストはすっきり爽やか。
そして新たに解禁される終わりのない強化要素、
ハクスラ要素にランダムダンジョン追加で永遠にやり込めるゲームに。
ボリュームもかなり多く、追加部分だけで10時間～20時間。
どちらかというと追加要素ではなく
「続編に無印がセットになって売ってた」
というレベルの作り込み量。
フリー板だけやって「アストリブラいいよね」とか言ってるやつを完全にニワカにする
とんでもない完全版です。
最高に面白いシナリオ、無限に遊べるゲーム性、美しいグラフィック。
これがフリーゲームだったとは恐ろしい。
もしフリゲ時代にこれを見つけていたら無限にお布施していたでしょう。
製品化されてて良かった。
それでも2500円は安すぎておかしいですが。
近いうちにswitchにも移植されるようなので、
どんどん世に広まってほしい作品です。
神ゲーの中の神ゲーでした。
過去作
アストリブラの素材を使ったランダムダンジョンRPG。
劇中のパン屋の娘を主人公にした女主人公なゲーム。
本編でも何かと匂わせてくるのでプレイ済みだとニヤニヤできる。
フリゲなので無料で遊べる。
スマホ向けパズルゲーム。
ゲーム作りのセンスが光る、有料。
DLsiteでも売ってる。
ASTLIBRA Revision
そんなわけで紹介してきました「ASTLIBRA Revision」
やっばいくらい面白かった！
ゲームにシナリオに音楽
どれも最高にかみ合ってて
神ゲーとしか言いようがない神ゲーだったよ
はぁ～すごかったね
今までで最高のアクションRPGなんじゃないのこれ
コンシューマーでゲーム性が面白いのはあっても
シナリオがここまで面白いのは確かにないかもね
あとこんなに強化要素があるのも他に知らないよ
こんなにごちゃごちゃしてるのに不具合なかったし
そりゃ14年もかかるわ
素晴らしい作者だけど
次回作の予定あるのかな
このクオリティを維持して1人だと
また何年もかかりそうで
そこまで情熱もつのかしら
まあ何年でも待てるけど
わたしだったら燃え尽きて
一生ゲーム作らないね
あなたはそうでしょうね
というわけで今回はこの辺で
ではまたﾉｼ
ﾉｼ
ごちそうさまでした
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